日本老年歯科医学会 第25回 学術大会

大会長挨拶

一般社団法人日本老年歯科医学会第25回学術大会
~学会創立25周年の節目の大会として~
生活に寄りそう歯科医療と高齢社会

九州歯科大学 副学長、附属病院長老年障害者歯科学分野教授 大会長 柿木 保明  この度、2014年6月13日、14日の両日、一般社団法人日本老年歯科医学会第25回学術大会をアジアの玄関口でもある福岡市の電気ビル共創館みらいホールで開催いたします。第25回学術大会は学会誕生から4分の1世紀を経た節目の大会でもあります。この間に、わが国は高齢化社会から高齢社会へと変貌を遂げ、高齢者の歯科医療に対する理解も変化してきました。

 今回の学術大会のテーマは「生活に寄りそう歯科医療と高齢社会」としました。わが国の高齢者に対する歯科医療は、これまでの歯科口腔疾患に対する治療に加えて、口腔のケアをはじめとして、摂食機能療法などのリハビリテーション、歯科訪問診療など、生活を支援する医療として広がりをみせています。その一方で、歯科医療の提供に終始して、生活を考慮していない現実もみられます。今後は、高齢者の生活を支援できるよう、生活に寄りそう歯科医療の提供に取り組む必要があると考えます。

 高齢者に対して質の高い歯科医療を提供できる体制を作るために、本大会では、歯科医師をはじめとした高齢者医療に携わる専門職が、それぞれ何ができるか、を考えるための機会を提供したいと考えています。そこで、特別講演、教育講演のほかに、シンポジウム、ミニシンポジウム、歯科衛生士シンポジウム、ランチョンセミナー等を企画しております。また、特別企画として、高齢者のドライマウスに関する話題提供を予定しました。

 会員懇親会は、豪華客船「マリエラ」の船上で、一流シェフによる料理をいただきながら、福岡湾をめぐる博多湾クルージングとしました。見晴らしのよい大きな窓から博多湾に浮かぶ島々や、福岡の街並みを眺めながら、懇親を深めていただければと思います。

 皆様のご支援をもとに、有意義な25周年の学術大会になることを願っております。多数の方のご参加を心よりお待ちしております。

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